自動車産業帝国 4
株主は賃上げと値下げの計画全体に反対して、収益をないがしろにする行為だと彼を責めました。
そうした批判にも、フォードは威勢よく言い返しました。
「これだけのことをやれば、金はあんた方の両手に降るように入ってくる、逃げようたって逃げられないほどにね」。
粗利益はまだ低かったのですが、、1920年までの期間全体で、フォードの自己資本に対する収益率は20から30パーセントにおよび、当時この業界では最高でした。
フォードの発見した原則は現在〈習熟曲線〉(あるいは〈学習曲線〉)として知られています。
最初ボストン・コンサルティング・グループのブルース・ヘンダースンによって考えだされ、その後ベイン&カンパニーのビル・ベインによってさらにその理論の展開をみました。
さまざまに呼ばれますが、これは成長の曲線です。