"一石三鳥"の家畜エネルギー
牛、豚、鶏など家畜の排せつ物を浄化処理すると同時にメタンガスを回収して畜舎の暖房などに使用できる・・・
これはほんの2、3年の間に実用化が進んだシステムです。
処理ずみの排水と廃棄物は無臭の肥料として田畑へ還元できるので、畜産農家にとっては"一石三鳥"ともなるものです。
野菜クズや残飯など、台所のゴミが下水だめの中で発酵しメタンガスを生ずることは古くから一般に知られています。
台所ゴミの代わりに家畜のし尿を"原料"にしたのが「家畜エネルギー」装置です。
どうして家畜のし尿から天然ガスの主成分であるメタンが回収されるのかー結論は単純明快。
石油化学工業ではメタンを原料にして硫安(硫酸アンモニウム)や尿素などの化学肥料を製造しています。
「家畜エネルギー」は、化学的にいえば石油化学工業と全く逆の工程を微生物(メタン発酵菌)の助けを借りて行うものです。
つまり尿素を「発酵」によりメタンガスにするものです。